江戸型彫について

 

「江戸型彫」とは、着物生地などの染色に使われる「型紙」を作る技術のこと。一般的には、「伊勢型紙」と呼ばれることが多いです。仕上がった型紙の上から、染料や防染糊を塗ることで、布に同じ模様を繰り返し染めることが可能になります。かなりざっくりとした例えになりますが、手芸のステンシルの高度なものだと思っていただけると、イメージしやすいかと思います。

DSCN5171この様に、型を使って染めます

「型紙」は、柿の渋などで補強した和紙を、小刀などの道具で彫りぬいて作ります。単純な柄を彫ることももちろんありますが、「こんな布が染めたい」「こんな着物が着たい」という要請に応えるた
め、様々な技法を駆使した細かい柄の型紙が作られるようになって行きました。

あみめ修行中の新井氏でも、これくらい細かい柄を彫っています

腕のいい職人さんの中には、わずか1cmの幅に11本の線を彫りぬくような、超絶技巧の持ち主もいるそうです。あくまでも染色のための道具=裏方であった型紙ですが、近年その高い技術やデザイン性に注目が集まっています。

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むかで屋では、みなさまに型紙の事を身近に思っていただけるよう、型彫りのしおりや、型を使って染めた蔵書票などを製作しています。この機会にお見知り置きいただけますと幸いです。

 

江戸型彫についての解説記事

型染めの種類 捺染と糊置き